竹取翁の苫屋

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「羯鼓」
かっこ 「鞨鼓」は、演奏 の速度を決めたり、終わりの合図を
する役目を担っています。そのためにこの楽器は経験豊
富 なベテラン奏者が担当することが多いです。

 演奏は、、先端が写真では見にくいですが、少しふくら
んだ実の形をしている2本の桴(ばち) を両手に持っ
て、ポンと一回打つ「正(せい)」、片手で 連続的に打
つ「片来(かたらい)」、両手で連続的に打つ「諸来
(もろらい)」という奏法があります。

鞨鼓の胴の部分には極彩色の模様が描かれています。

「太鼓」
 「太鼓」は木製の芯に皮を巻いた先の丸い撥(ばち)を両手に 持って打ちま
すが、軽く打つ「ズン」、強く 打つ「ドウ」と言うたたき方があります。太鼓
の表面には大変極彩色の模様が描かれます。


「鉦鼓」
鉦鼓 「鉦鼓」は、棒の先端に丸い球のようなのがついた桴(ばち)
を両手に 持って打ち、片方だけで(チン)と両方を続けて(チ
チン)の2つの奏法があります。鼓と書いてありますが、スリガ
ネですね。


「三ノ鼓」
 高麗楽でつかいます。右方の舞ですね。鼓の大きいのを寝かせた形をしてい
ます。一本の桴(ばち) で「テン」「テン」とたたきます。

「箏」

雅楽で使うのは箏(そう)といいます。一般の琴と区別して、楽箏と呼ば
れます。

中国の古いお話に瑟のお話があります。姉妹が25弦の瑟を争って、姉が
13弦の方を、妹が12弦の方を取ったと言われています。

箏は13の弦をはり、柱(じ)をたてて音の調整をします。琴爪と呼ばれ
る竹製の爪を親指、人差し指、中指につけて弾きます。

演奏を待っている間の右手の姿を鶏足(けいそく)といいます。よく見る
とそういう風に見えます。

「琵琶」

これも薩摩琵琶や筑前琵琶と区別して、楽琵琶と呼ばれています。
4本の弦をはり、撥でひきます。雅楽の中ではどちらかというと箏も琵琶
もメロディーを弾くよりも、リズムを取る楽器といえそうです。


「龍笛」
龍笛 



 「龍笛」は、空を舞う龍の鳴き声であると
言われており、主旋律を受け持つ篳篥のメロディーに彩りを添える装飾的な吹
き方をします。


「篳篥」
篳篥 「篳篥」は雅楽の主旋律を吹きますが、音域が狭いため独特の
吹き方をします。又、舌(リード)を使い同じ指穴を押さえなが
ら音を変えたりと結構難しい楽器です。「篳篥」の音は地上で生
活する人間の声を表していると、古来から伝えられています。




「鳳笙」
 「鳳笙」の作りは竹管17本を、頭(かしら)と呼ばれる檜や桜で作っ た椀
に水牛の角で作った蓋をして、差し込んだ構造です。各竹管の先端(頭に隠れ
る部分)には、響銅(さはり)と呼ばれる金属で作った簧(リード)ついてい
て、これが振動して音が鳴ります。発音原理はハーモニカと同じです。但し、
17本の竹管のうち、簧(リード)がついているのは15管だけで、2本は音
が鳴りません。 「笙」は、鳳凰を模した姿をしており、その音は「天か ら差
し込む光」を表していると考えられていました。また、「笙」の吹き方は、
「合竹(あいたけ)」と呼ばれる和音(コード)を奏し、他の楽器に次の音を
知らせる役を受け持ちます。 「笙」は演奏前・演奏後に炭火(最近は電熱
器)で、楽器を温めて、内部に水滴がついて調律が狂わないようにします。

笙

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