竹取翁の苫屋

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管絃と舞楽
舞楽管弦

雅楽という中にもいろいろな種類があります。まず、外国から来た音楽には
(唐楽とうがく・高麗楽こまがく)があります。そして日本古来の音楽(国風
歌舞くにぶりのうたまい)、そして平安時代に日本でできた歌(謡物うたいも
の)の3つをひっくるめたものを「雅楽」と呼びます。

 雅楽と言って、私たちが聞いたり、見たりするのは、多くは「管絃」(かん
げん)と「舞楽」(ぶがく)になると思います。

 さて、「管絃」というのはその言葉が示すとおり、楽器だけによる合奏形式
による演奏です。管楽器(笙、篳篥、龍笛)と絃楽器(箏、琵琶)と打楽器
(鞨鼓、太鼓、鉦鼓)による合奏です。

 西洋音楽のオーケストラと違うところは指揮者がいないと言うことでしょう
か。

 「舞楽」についてですが、これも左方の舞、右方の舞と分かれます。それぞ
れに楽器の構成も少し違います。左方では笙や鞨鼓を使いますが、右方では龍
笛の代わりに高麗笛を、また、鞨鼓の代わりに三の鼓を使います。あるいは舞
の服、装束といいますが、これも左方が赤色系、右方が緑色系と使い分けられ
ます。

 舞人も1人で舞うのから4人あるいは5人と、あるいは男性の舞、あるいは女
性の舞、あるいは子供たちの舞や、平舞といわれる、静かな舞や走り舞という
活発に動く舞など、いろいろに区別して見ることができます。

 曲も管絃と舞楽で同じ曲を吹いてもリズム、吹き方も少し違ってきます。管
弦は1曲を吹くのに対して、舞楽は舞を中心に入場から退場までを演出しま
す。

 舞楽では舞を楽しみ、舞人の装束を楽しみ、そして音を楽しむことができま
す。

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